どらやき

ウンパギ

帰省日記(かなしい日記なので注意!)

かなしみに暮れている

お父さん方のおじいちゃんが亡くなって、お通夜とお葬式のために地元に帰ってきたので日記を書きます

これはブログのための日記ではなくて、大事なことを覚えておくための日記のアップロード先として、自分が最も使いやすいブログを選ぶだけなので、非情なやつだとはどうか思わないでほしい

 

土曜日にともだちみんなで上野に遊びに行って(これはすんごく楽しくて大事な大事な出来事だったので、別途たのしい思い出として日記にしたい)、カフェでコーヒー飲みながら「上野動物園ってぱんら以外なにおるんじゃろ!!」って調べとったらお父さんからの報せがきた

90歳超えとるし、施設に入ったり入院したりしとるのもついこの間おばあちゃんからの電話で聞いとったし、ただでさえうち自分自身のことも「明日死ぬかもしれん」と思いながら生きとるけ、遠からんうちにそういう日がきて、今から遠くはないとしても、明日明後日と過ごす間にも着実にそういう日に向かっていきよるんじゃろうなと思ってはおったけど(おじいちゃんのことではなく命あるもの全員のことをそう思っています)、それでもいざその時がきたと思うと悲しかった

11日12日とお通夜、告別式をやりますということで福山に帰った

 

けいちゃんと新幹線に乗って帰ったんじゃけど、なんか2年くらい会ってなかったこともあってあんまり実感わかんねって話した

福山ついて少し時間潰しておいでって言われたけ、けいちゃんの会社の、けいちゃんが学生のとき研修でお世話になっとった店舗に挨拶にいった うちは外で待ちよった

福山帰ったのも久しぶりで、むかしは栄えとって行けば絶対同級生に会うみたいな商業ビルをもう壊すらしいとか、駅前になにができたとか何が潰れるとか聞いてはおったけど、なんかなくなったり出来たりしとるだけで、とくべつ寂れたり栄えたりはしてないね、と思った 福山らしいよなと思った

 

ちょっと先に会場に着いて、お父さんの車を待った

お父さん、去年車新しく買って、新しい車まだ見てなかったんじゃけど、いかにもお父さんが選びそうな白のセダンが近づいてきたけ「お父さんじゃ」って言ったら合っとって嬉しかった うちらに「またピンクの服買うたんかいな」とか言うけどうちらからしたら「また白のセダンかいな」なんよな笑 ってけいちゃんと言って笑った お母さんは間に合わせで縞々の服買ったらしくて、お父さんが「またシマシマ買うてんねんこの人」っていよった こういう血なんじゃろうな

 

叔父さんがおばあちゃん乗せてお父さんの車に続いてきたけおばあちゃんにもすぐ会えた

うちとけいちゃんの顔見たらブワーっと泣いて、ずっと我慢しとったんじゃけどあんたらの顔見たら我慢できんなったって言われてうちとけいちゃんも泣いた

土曜日の朝に亡くなって、月曜日までずうっと泣くの我慢しとったてすごいなって思ったよ うちのおばあちゃんはかわいいおばあちゃんなんじゃけど、やっぱり強くてカッチョイイ!と思った

お棺のなかに寝たおじいちゃんの顔みたらうちもけいちゃんもめっちゃ泣いた そりゃそうなんじゃけど なんか寝とるだけみたいじゃなって思った

おじいちゃんのことおじいちゃんとしか思ったことなかったけ知らんかったけど、鼻が高くてまつ毛が長くてハンサムじゃなって思った 髪の毛も歳のわりにフサフサでかっこいい

うちのおじいちゃん、うちが生まれたときにはもう定年退職して仕事してなかったけど、ず~~っと若々しくて、周りの友達のおじいちゃんより年上なのに若く見えるところがかっこよくて自慢だったんよ 93歳にはみえん!ておもったよ すごい!

仕事が身体使う仕事だったけ、退職した後もつい数年前までピンピンしとったんだって すごいね 身体を使う仕事でお父さんと叔父さんとおばあちゃんを養ったのもかっこいいね これはお父さんのことも同じようにそう思っているし世の中の誰かの生活や人生を背負って働くひとのすべてをそう思っているけど

 

お通夜式まで控室で待たせてもらって、仕事の話したり、あとお父さんがおばあちゃんとの写真とか撮ってくれた

お通夜式でもいっぱい泣いた お経の意味はまったく分からんけど、説法きいたら「ほんまそれ」ってかんじよ 悲しいけど全員等しくいつかなくなる命じゃし、やっていくしかない、と思ったけ、そのようなことを言ってくれて気持ちが救われた お葬式ってお金かかるけど、残された人たちにとっても本当にやる意味のあることだと思った 当たり前のことじゃけどおもったんよ~

 

ご飯を御馳走になって、お父さんが喪主だったけ挨拶とかもしよったんじゃけど、畏まったお父さんをあんまり見ることがなかったけ不思議なかんじ なんかいつもと違うことがあると、ああおじいちゃんがおらんなったけ集まったんじゃな~うちらって、って実感する

叔父さんと久しぶりにいっぱい喋れた 腹減ってないねん、って言って手つけてなかったけど、けいちゃんに「もういらん?余ってんの?」ってきいて「いらんよ」って言われたら「しゃーないな」って言ってめっちゃ食べとった 面白かった

従兄妹にもあえて嬉しかった 24歳のお兄ちゃんのほうが5年ぶりくらいで、18歳の妹ちゃんのほうは15年以上会ってなかった この日は話せんかったけど、お兄ちゃんは昔のかわいいサッカー少年のイメージだったけ立派なお兄さんになった顔見れて嬉しかったし、妹ちゃんは叔母さんに似て美人って噂きいとったけ、可愛いお顔を見れたのも嬉しかった

 

お通夜だったけど、夜は実家で寝なってお父さんが気遣ってくれたけ、お母さんと3人で家に帰った 実家が年末に転居するけ、幼稚園の頃から住んだ家に帰るのが最後だったのです

本当はもうちょっと前に帰ったのが最後の予定だったけど、最後の最後にまた帰れてよかった

もうほとんどの家具が処分してあって、こんなにすっからかんになるまでをほとんどお母さんがやってくれたことを申し訳なくも思ったしお母さんはずっとすごいなと思った

うちとけいちゃんの部屋で残った家具は箪笥と学習机と電子ピアノくらいで、全部がちょっと小さくみえて、けいちゃんも同じこといよった

電子ピアノはうちが高校生のときに壊れて、ピアノ続けたいって言ったけ新しいの買ってくれたのにあんまり練習せんままで、これも引き取ってもらうことにしたらしくて、あんまり練習せんでごめんねってお母さんに言った でもけいちゃんもうちもテスト勉強でイライラしたときはヘッドホンしてめちゃくちゃピアノ弾いてストレス解消しとったけ、お世話にはとてもなりました

 

寝て起きて、身支度して、おじいちゃんへのお手紙を書いた 自分の学習机に座って書いた

3枚便箋があって、3枚も書かん気がするな~って言いながら書き始めたけど、3枚目の最後の行まできっちり書いた さすが筆まめ

天国にも車があったらいいよね~って書きながら、これはマジのマジであったらいいな~って思った

いっぱい泣きながら書いたけど便箋シワシワにならんくてよかった

 

お昼前からまたご飯を御馳走になって、また叔父さんといっぱい話せて面白かった

 

告別式でもいっぱい泣いたし、お父さんが祭壇と遺影の写真と撮りよるのみて、お父さんのお父さんが亡くなったんじゃけそりゃそうよな、って悲しくなってそしたらけいちゃんも隣で泣きよった

お手紙もお棺に入れさせてもらってそのときもいっぱい泣いた いとこが「おじいちゃんありがとう」って小さい声でいよるのも見て泣いた

火葬場でもいっぱい泣いた 納骨まで見届けたら折り合いがつくかなと思ったけどだめだった 「骨まで見たのにまだ実感ないね」ってけいちゃんと話した

火葬場から会館戻るときに通った道が、おじいちゃんちに行くのと同じ道で、そこでもいっぱい泣いた おじいちゃんに会いに行く道だったのになあって思った

 

すべてを終えて、最後のご飯を御馳走になって、そのときは従兄妹の正面にけいちゃんとうちとで座って、やっとゆっくりお話しが出来た

妹ちゃん最後に会ったの赤ちゃんのときだったけ、学校で何がはやっとん?とか色々きいた かわいかった~~

うちらアイドル好きなんよって話したらお兄ちゃんのほうがアイドルなれますよ!ってハイパーお世辞いってくれて笑った

お兄ちゃん昔すごくシャイで叔父さんの陰にかくれて挨拶してくれたりしよったけど、話題作って話してくれて、「じゅんくんもっとシャイなイメージあったわ」って言ったら「俺シャイすよ!!」ってハキハキ言われた まあ働くと直るよな~って話した

他愛ない話がたくさんできて嬉しかった

 

新幹線の時間が近かったけおいとまして、おばあちゃんと叔父さんとうちの家族でおばあちゃんちまで行った

最後の挨拶のとき、お父さんが、向こうでも自由に動き回れるように免許証を入れました、それと皆が元気でやってけるようにパトロール頼むわ~て言っといた、ていよった エ~ン うちが書いたお手紙とおなじみたいなこといよったよう

帰るとき初めて骨壺を持って、自分の手のなかにおじいちゃんがおるなんて信じられんなあって思った

おばあちゃんち行ってもおじいちゃんがおらんこととか、おじいちゃんの傘寿のお祝いの賞状が飾ってあるのとか、おじいちゃんの特等席のソファとか見てまた悲しくなった

 

これでおしまい あとは帰宅だけ

この2日間に思ったいろいろのことを大事にしたいと思ったので書きました 人が読んできっと気分のいいものではないと思いますが

やっていくしかないネ 悲しいけど 悲しいことは間違いないけど おじいちゃんが大事に思ってくれた自分のことを大事にします、おじいちゃんの大事なおばあちゃんやお父さんが大事に思ってくれる自分のことを、みんなのために大事にしますと誓いました 本当に 人生の着地点をなるべく高いところにもっていきたいよナ がんばります!!!