レッドブルつばささんのエッセイ『どうやっても明けない夜』を読みました
Twitterにたくさん感想を書きたかったのですが、140文字×いくつかでまとめきる自信がなかったのでブログにしました
(こっちゃんはブログを書くということに口実らしいことを添えないと書き始められないビョーキっぽいね)
めちゃくちゃよかったです、結論
前々からレッドブルつばささんのことをめちゃくちゃ好きです、とは言っていて、それは芸人としてネタがどうとかお笑いの能力とかも勿論買っている上で、Twitterとかブログで吐露されるもう少し内面的なこととか今のレッドブルさんを形成した出来事の話とかに共感を感じるところが好きだなと思っているのですが、このエッセイにはそういう節がありすぎる
ネタバレにならない程度に、特に好きな節について感想を書こうと思います
「共感」というのがかなり大きなキーワードになる気がしているので、「感想と思いきやこっちゃんの話だね」ということになるかもしれません すみません
『昔からそうなんだ』
もうすでにめちゃくちゃ良い
レッドブルさんをめちゃくちゃ好きかもしれないと思ったきっかけの「スクールランブルの話」と「スクールカーストの話」が詰まっていてとっても面白いし、この一節でどんな人だかわかるというのもいいですね
「最悪すぎて誰にも話したことがない」行動、同じようなことをまさに中学生のときにやったことがあります(私はアニメは全然なのですが、今くらいの熱量でお笑いを見る、お笑いが好きすぎてよしもとのアイドルRUN&GUNのオタクになる、などをやっていましたので近いものを感じます)
中学から高校に進学したときの目論見もまったくいっしょ 友達がおらんすぎたけど「友達がいなくてかわいそう」と思われるのがとっても嫌だったので「あえて一人を選んでるぜ」と思わせるためにめちゃくちゃ本を読んでました、今となってはめちゃくちゃ本を読んでいたことによって得たものが多かったので後悔してはいないけど、当時の気持ちを思い出すと本当に落ち込むし情けなくなる
ただそういう経験があったからこそこういう読み物を読んで人のことを好きだと思ったりできるんだねと思えば、決して悪いことではないのですが でもほんとそのときは超いやだったからね
そういうのを掘り返されるようなかんじがとてもよかったです ムズムズするようなかんじがする
『一年』
スーツのことをいよるのがめちゃくちゃ面白い 私はレッドブルさんの情けない話を説明しすぎた結果終着点が面白くなってる、というときがめっちゃ好き
レッドブルさんがたまに言う焦燥感みたいなのはとても理解ができるので面白かったし、それでも「無為に一年経過した」とは言っていないところがいいですね 知ったようなことは言えないけど、私は去年1年でレッドブルさんの生み出す色々に触れて楽しいことがいっぱいあったし、めちゃくちゃ好きになれた1年でもあったので、その時間のことをもし無為だと言われると悲しくなっちゃうので、、、
『隠して』
好きです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よくも悪くも「承認欲求」に悩まされている様子、とてもわかる
立場は違いますが同じようなことで悩んだり悩むこと自体が情けなくなったりしているのでとてもよくわかります というかみんなそうなんだろうけど
でもこれって決して愚かなことでも恥ずかしいことでもないと思います こっちゃんは承認欲求をかなり肯定している(自撮りをTwitterにあげたりすると自分のことかわいいと思ってるとかかわいいって言ってほしいんだとか揶揄されることがあるけど、別によくない?????可愛いって思われたいし、可愛いって思われたくて上げる写真に自分で確実にブスだと思ってるの使うわけないじゃん多少可愛く写ってるなと思うやつ使うに決まってるだろと思うんですケド…)
「わかるぞ」という気持ちと「それでいいぞ」という気持ちです
『二人目』
このエッセイで一番感情で書かれている節だと思います
とってもいい
レッドブルさんの文章は感情のやつも理論のやつもどっちも面白い
前後の節と多少文体も違って、それがなおさらこの節の良さを引き立たせているように思います
「泣けました」みたいなバカでも言える感想を言っちゃ~ダメだよと思うけど、こういうの普通に泣いちゃうよね…泣きました…………
『アイドルになるということ』
アイドルもお笑いも好きすぎる私にとってはとっても読み応えがあり腑に落ちる節です
理論がひとつも破綻していないのです、あ~頭の良い人なんだなとか、色んなものに触れて色々考えてきた豊かな人なんだなという感想も含めて、読み応えのある節です
『トルティーヤ』
これ!!!!!!!!!!!やばい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たぶんご本人は一番内容にタッチされると恥ずかしくなっちゃう節なのではないかと思いますが、これめちゃくちゃいいです
特に74ページに書いてあること「すべて」がいいです
こういう話は考えれば考えるほど寂しく悲しくなっていってしまうので、自分で考えることを放棄していたのですが、読み進めるにつれて、今まで言葉にしてこなかったことによって「これだ」という理論も答えもなかったものの、ぼんやり自分の中での理屈ってこうだなと思ってたことがレッドブルさんの文章にバシバシ嵌っていくようなかんじがした
レッドブルさんがこの間大喜利に関する考えを言葉にすることによって落とし込みたいというツイキャスをやっていたと思うけど、同じような手段で「考える」「落とし込む」「納得する」をやりがちなので、やっぱり言葉にすることってかなり意味のある行動ですねと思わされました
恋の話いいですね 興味のない人の恋の話はダメだけど 好きなので、それでもって、「らしさ」を感じる節なので、とってもいいね
『どうやっても明けない夜』
これは芸人としてのレッドブルつばささんをめちゃくちゃ好きでいる私にとっては「知れてよかった」と思うことがいっぱい書いてあって嬉しかったです!!
承認欲求から生まれる表現欲みたいなものへの理解があるだけに、あなたのことを認めていますよ、面白いと思っています、好きですというのはどんどん伝えたいと思っているけど、私も私でそんなにポジティブじゃないので「お笑いに精通しているわけでもなく美女でもなく出自が根暗で『根明じゃないところが好きです』みたいな全然嬉しくないっぽいところを評価してる女に何度も好きと言われたとて…」と思うときがあります これは他の人を応援するにあたっても結構おんなじことを思っています ライブに行って1000円払うことのほうが実際よっぽど価値があると思うし
それよりか、もうすこし大衆に好きだとか面白いと言われる方が嬉しいのでは????と思うこともあります
なんだけど、レッドブルさんが「これが好き」「これで評価されたい」「これを続けたい」ということを綴っている箇所があって、それを読んだときにとっても嬉しい気持ちがしました
今私が好きだと思っていることを、本人自身も認めていて、続けたいと思っているということがとってもうれしかったのです(応援している身なので、それが例えば『今やってることは将来のための布石』と言われてもそれはそれで嬉しいですが、何より今やっていることに対して全く卑屈でない様子がとっても嬉しかった)
とっても烏滸がましいことを言うかもしれませんが、それならば、今やっていることのベクトルを変えるとか、もっと色んな層に好かれに行くとかそういうことではなく、単純に好きになってくれる人の母数さえ増えれば叶うっぽいじゃ~~~ん!!と思ったのです
そして、きっと私がレッドブルさんをいいなあと思うように、自分のことを重ねて好きになる人はこれからもっと増えるだろうから、とっても未来が明るいぞ~~!!!!とおもいました 他人事ながら
私はいまのレッドブルさんの活動が漏れなく好きで、何度も言うけどネタやトーク、大喜利などの芸人としての一面以外にも主催ライブが面白いとか、書く文章が面白いとか、文章から読み取れることでウワーっと高揚させられちゃうところとか、そういうの全部好きなので、本人が好きで続けたいと言っているのはとっても嬉しい 単純に、好きなものに触れる時間はできるだけ長い方が幸せだし楽しいので
長すぎる 感想が
レッドブルつばささんがどんな人かを少しでも知っている人、好きな人、などには是非読んでほしいなあって思います
好きだからこんなに「良い!!!!」が出てくるのかなあ でもそれだけじゃないと思います 言ってることが面白いから
レッドブルさんに共感するエピソードはどちらかというとネガティブな要素が多いのですが、ネガティブを言っても悲しい話で終わらないところがいいですね 結局文章が面白いから
エッセイを通して読んで、なんとなくだけど、今のレッドブルさんを形成する要素としてはネガティブなものもたくさんあったと思うけど、現状前を向いている様子が受け取れるのもとってもよかったです 本当にうれしい これはファンとして本当にうれしいことです
お笑いのファンで「囲い」みたいな文化って最悪じゃないですか?本当に意味ない 怖いし 新しいファンが寄り付きづらい
それっぽくなっちゃったらヤダな~と思うので、私はレッドブルつばささんがめちゃくちゃ好きでありますが、「好き」と発表する頻度を下げる努力をしています 下げてコレ??下げてこれなんですけど……
でも本当に好きです 直接会うことがある人は「レッドブルつばささんが好きなんだね」って言ってみてください 「好き~~~~~~☺️☺️☺️☺️」って言うので 表情で伝わるとおもう
エッセイ読んでなおさら良くなってきた 全員読んでください